電力自由化に伴う電力系統との連系、再生可能エネルギーの導入による電力系統への影響、発変電設備の安定運転、事故時の運転継続等についての事前検討および事故の原因究明対策立案などのために、電力系統解析の必要性が高まっています。 また、産業用需要家においても、自家用発電設備と電力系統との連系、瞬時電圧低下など電力系統の動揺に対する設備の安定運転継続のために、系統解析の必要性が求められています。

   この講座は、「電力系統解析技術の伝承、自分で考えることのできる技術者の育成」を目指し電力需要家サイドの動力部門、電機メーカー およびエンジニアリング会社 等でご活躍の技術者の方々を主対象として開催します。

 
  • 講座2(2020年11月25,26,27日):
       動力回路のさまざまな50/60Hzの現象の理解と定量的解析の方法の
       学習に力点を置きます。
  • 講座3(2021年2月17,18,19日):
       サージ理論の学習と構内の過電圧抑制・サージ防護等の技術論に力
       点を置きます。
 
 
下記のような「技術者の陥りやすい落し穴」から脱出したい方のお申込みをお待ちしています。
 
  • 技術者の陥りやすい落し穴
    「作業内容(手順)に熟達してその道理(由来)を知らず」
    An expert of a process may not know the reason why.
 
  • ルーチンプロセスに熟達した技術者がその理由・根拠を問われて
    • 手順指示書(instruction)通りにしているから・・
    • 規格で決まっているから・・・
    • (顧客から)要求された通りだから・・・
    • 永年守られてきた手順だから(先輩に教えられた通りだから)・・
    • 道具(tool)がそういう構成になっているから・・
    • 私の役割はこの範囲だから・・
    • (顧客から)受け取った仕様(or入力条件データ)通りにしているから
    • <ルーチンに長けて理由を知らなくては一流の仕事はこなせない>
 
  • 技術者に当てはめた場合どういうことになるか?
    何が求められるか?
    • <電力システム(Power System)に対する>
    • 構成メンバー(ハード&ソフト)に関する技術的知見
    • 技術の理論的背景・根拠に関する十分な理解
    • システム(解析対象)の動的特性を予見できる透視力
    • <解析toolの扱い上手だけでは通用しない>
    • 「解析技術力」 は 「電力技術に対する理解力」 とほぼ同義語である。
 
 
 
 
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開催概要

タイトル
電力・動力系統解析理論セミナー(シミュレーションの基礎理論)
日時
講座2:発電機の理論と電力系統ダイナミックス理論(商用周波現象
  • テキスト : 10-17章
  • 2020年11月25日(水)- 27日(金)  9:00 – 18:00 (昼食1時間)
講座3:サージ解析基礎 絶縁協調
  • テキスト : 18-23章
  • 2021年2月17日(水)- 19日(金)  9:00 – 18:00 (昼食1時間)
会場
(株)オーム社 セミナールーム(千代田区神田錦町3-1)
Ohm Website
Google Map
参加費
130,000円 / 3日間 / 人(消費税別途)
(テキスト 「電力技術の実用理論」 お待ちでない方は 
150,000円 / 3日間 / 人(消費税別途))
主催
株式会社エルテクス設計
 

講師プロフィール

電気学会名誉員、CIGRE顕彰会員
長谷 良秀(はせ よしひで) 氏
プロフィール:
1960年3月京都大学電気工学科卒業。 元、東芝(~1996)および昭和電線電纜(~2004)に勤務して電力技術関係の技術業務に従事。 電気学会名誉員。 CIGRE顕彰会員。 電気学会平成8年度副会長。 電気学会著作賞(平成17年、22年)

著書:
  • 電力技術の実用理論 第3版
    発電・送変電の基礎理論からパワーエレクトロニクス応用まで (丸善出版2015)
  • Handbook of Power System Engineering with Power Electronics Applications. ( Second Ed. Wiley 2013)
  •  
     
     

    主催

     


     
     
        株式会社エルテクス設計
     
     
     
        お問い合わせ先:
        株式会社エルテクス設計
        運営担当: 三井 章人
        Email: etap2@eltechs.co.jp
        Phone: 047-490-1010
     
     
     
     

    テキスト

     
    長谷良秀著

    「電力技術の実用理論:発電・ 送変電野基礎理論からパワーエレクトロニクス応用まで」第3版(丸善出版2015年1月出版,702頁)

    この本の著者自身が、各講座3日間の集中講義によって丁寧に解説致します。
     
       下記をクリックして、
       テキストの目次をご参照下さい。
     
     
     
     
     
     

    講座の内容

     
      今回計画するセミナーは技術者のこの悩みを解決することを目的としており、講座1、講座2、講座4 のいずれにおいても受講者各位が 「三相電気回路の物理現象とその演算解析理論ツールを不離一体の知見として理解し縦横に活用」できる実力を獲得されることを最大の目的として進めてまいります。
     
     
      • 講座2 (2020年11月25,26,27日) について
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        • 第1に同期機の基礎回路理論について詳しく学びます
        • 第2に誘導電動機IM(巻線形・かご形)の基礎理論について詳しく学びます。またIMの代表的なパワエレ制御理論としての空間ベクトル制御理論,dq法PWM制御理論等についても学びます。
        • 第3に電力系統、需要家/風力/PV連系接続系、工場動力システムでは商用周波数(50/60Hz)の様々な定常・過渡現象が生じます。またこのような事象を正しく的確に定量的に可視化しなければ設備の計画・運用・運転・保全・事故対応処理などの業務を正しく行うことはできません。 講座1で学んだ電気の理論ツールを駆使して電力回路・動力回路の50/60Hzの定常現象・過渡現象の理解と演算をさまざまな条件を想定して学びます。
        • 第4に同期機・誘導機には逸脱してはならない運転限界を示す能力曲線というものがあります。構内動力技術として欠かせない知見です。能力曲線は何を意味するか?どのような状況で逸脱の危険があるか等についてしっかり学ぶ必要があります。
        • 第5に例えば遮断器・負荷開閉器の欠相状態が生ずると同期機や誘導機のロータの異常加熱で瞬時に非常に危険な状態になります。このように「①回路の或る部位Aの或る変則状態が他の部位に致命的な状況をもたらす」「②回路のある部位Aのある状態引き金となって回路全体に将棋倒しの壊滅的影響を生ずる」というような連鎖波及(ドミノ)現象が生じ得ることを充分に知っておかねばなりません。電力回路・動力の生き物としてのさまざまな振る舞いを知り不具合の連鎖発生防止に役立つ実戦的な理論を学習いたします。また回転機系の疲労劣化をもたらす低周波共振現象などの話題をも取り上げます。
       
       
      • 講座3 (2021年2月17,18,19日) について
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        • 運転電圧の変動やAC過電圧現象(1線地絡時過電圧・誘導機共振・断線による直列共振など)について理論的に学びます。
        • 雷サージ理論の基礎としての進行波理論、について学びます。また開閉器の開閉サージ現象とサージ回路理論について学びます。 サージ解析においても対称座標法、αβ0法などの電気解析の基礎理論が必須の理論ツールとなります。
        • 開閉器(遮断器・負荷開閉器・断路器)の発生するサージの理論的発生メカニズムやその計算法について学びます。また雷撃サージ/開閉サージの計算法を学ぶと共に、その学習過程でサージの大きさや波形、またそれらを支配する要因パラメータ(サージインピダンスなど)などが物理現象としてイメージできる実力の養成を目指します。またこれらの学習を通じてサージインピーダンス回路計算の基本原理を習得します。
        • 電力・動力回路に生ずるAC過電圧および雷サージ/開閉サージおよびこれらの抑制技術についてサージ回路理論とエンジニアリング実務な二つの観点から学びます。そして絶縁協調という概念に到着します。
        • 構内動力回路では電力会社の発変電所に適用される絶縁協調の概念は通用しません。構内動力設備の開閉/雷撃サージの抑制と絶縁確保の基礎について学びます。
        • サージは架空導体・ケーブル・機器などが狭い範囲で複雑に組み合わさる回路やケーブルが輻輳する動力回路ではACおよびサージ性の様々な過電圧現象が問題となります。これらの状況を実戦的に学びます。
       
     
     
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    ♦お問い合わせ先:
      株式会社エルテクス設計      運営担当:  三井  章人      Email:  etap2@eltechs.co.jp     Phone:  047-490-1010
     
     
     
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